素材は、ガーナ奥地ブルキナファソとの国境付近に突っ立つ大樹「ニウラ」だ。とても堅い木だ。 サバンナの風を数百年も受けた木を切り倒しコギリは作られる。一度死んだ木が木琴として生き返るのだ…。 これがコギリのあの不思議な音の秘密だ。 転がるような乾いた響きは瓢箪に共鳴して水の気を帯びる。深い重低音…。 このなんの変哲もない木片がiPhoneとおそろしく良く似合う。何故だろう? アフリカの古くからの神々は新しいものが凄く好きなのかもしれない。Chancey