他人の不幸は…いままでのあらすじ

他人の不幸は… ネダイエレナビリンナボン 第一部あらすじ
第一章
戒めの不思議な犬のマーク
ある男が上を向いて、何事かを見定めると奇妙な顔で言った。「一片の雲もないこれで豪雨だと?たわけたことを申されたな、御坊も。」男はまた賛同の街道を歩き始めた。
第二章
犬治郎アフリカへ(他人の不幸を笑えば)
…餓えだけではなかった。一滴の雨も降らず、すでに砂漠化は進み、すでに共同体は破壊され、そこそこに死者が野放しに転がっていた。農作物はひどい早魍のため一粒のトウモロコシも取れず、水は全く涸れ、感染症が蔓延していた。
第三章
コンガラ童子(誰かがやらねば、誰がやる。)
一方、コンガラの胆魄は怒りを鎮められぬまま、異界を彷徨っていた。そこは、異様なほど薄気味悪い感じがして、上から何者かの霊気が流れ下る滝のようなところだった。
第四章
TOKYO TOWER(人間一人の力なぞたかが知れている)
離陸したジェット機の窓から広大なアフリカの暗い大地が見えた。土ブタや長老は、その景観に興奮して大騒ぎをしていた。そこには何もかも飲み込んで、意外にも、穏やかな生活の明かりが、うすぼんやりとそこに灯っているのが確認された…。やがて当たりは真っ暗な空間となり、機体はぐんぐんと上昇を続けていった。
第五章
ババシカオスの登場(貴様らみんな死んでしまえばいい)
長老のトンボ・クトゥが東京タワーの展望台に降り立った。呪術棒の廻りに美しいブルーのトンボが集積すると、輝きとともに一瞬で消えた。「見事な光景じゃ。キンタンゴが花の中の光を食っておる…。」
第六章
無垢空間パピヨンで予想が効かねえポーカーを味わってみな!
仙界の空は、隅々まで霊気をはらんで澄み渡っていた。深山幽谷の、水墨画を思わせる景色に、面々と細い道が途切れては連なりしていた。コンガラは、師の白雲斉の居所にようようたどり着いた。某処では、師の白雲斉は、露天風呂で温い湯から出られずにいた。
第七章
あんたのその熱血の善意は、この世のみんなが待っているんだ。
すべてが平穏で平和に満ちて何事もなかった。犬治郎の目の前の真っ白な浜辺は、遠い水平線まで、まったく何事も無くきれいに遠のいていた。しばらく何も無い海を眺めていて、犬治郎は何かの存在のような予感のような漠然としたものをあるところに感じ始めていた。
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